【アンチドーピング】絶対にさせない、しない、うっかりドーピング!!
もう一度確認、自分で摂取する身の回りのモノ
最近、目にする「ドーピング」という言葉。競技の公平性や健康に悪影響を与える反社会的な行為であり、チームメイトやサポーターを裏切ることになります。スポーツの価値を守るためにはこのような不正行為は許されません。
ドーピング検査は競技終了後に特定もしくは不特定の選手に対して行われます。ライフセービング競技では2018年の全日本プール選手権から導入されています。検査方法は尿検査になります。
対象となる選手は、競技種目の成績優秀者だけでなく、ランダムに選ばれることもあるため、大会にエントリーした選手全員が対象者となります。
うっかりドーピングをしないために
いま問題となっているのは、意図せず禁止薬物を摂取する“うっかりドーピング”です。国内ではサプリメントや市販薬によるケースが多く、海外製のサプリメントには成分表示の一覧にない成分が混入している場合があるため注意が必要です。また身近に手に入る市販薬にも、うっかりドーピングの危険性があります。
薬を使いたいとき
「大会前に風邪気味で、薬局で買った薬を使ったら、実は禁止薬物が入っていた!」というのもドーピング行為にあたります。体調不良などで薬を使う時は、禁止薬物が含まれていないか、きちんと調べてから使用することが大切です。その際の便利ツールをご紹介します。
日本スポーツ協会 アンチドーピング使用可能薬リスト(2023年度版)
anti-doping-med-list_2023.pdf (japan-sports.or.jp)
禁止薬物が含まれていない医療用医薬品だけでなく、市販薬も症状別に掲載されています。
Global DRO
医療用医薬品に禁止物質が含まれていないかどうかを検索することができます。
DINX(ドーピングインデックス:ディンクス)
このアプリは、医療用医薬品や市販薬に禁止物質が含まれているかどうかを検索することができます。市販薬のバーコードをスマートフォンでスキャンして検索することもできます。
薬を使用する際はこれらのツールを利用して事前に確認することをおすすめします。ぜひ活用してみてください。
公益財団法人日本ライフセービング協会
ライフセービングスポーツ本部
アンチドーピング委員会
委員長 錦織功延