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日本ライフセービング協会アンチドーピング委員会 × ドーピング妖怪 コラボアウトリーチプログラム
2025.02.04

2025年1月25日・26日の2日間、全日本ジュニアユースマスターズライフセービング・プール競技選手権大会2024にて、ドーピング防止啓発活動(アウトリーチプログラム)を実施しました。

 

アウトリーチプログラムの内容

大会会場に特設ブースを設置し、選手や保護者、サポートスタッフに向けて、ドーピング防止に関する情報提供を行いました。

今回のプログラムでは「ドーピング妖怪ボッチャ」を実施しました。このゲームは、ドーピング禁止物質を擬人化した妖怪キャラクターを的当て形式で狙うものです。プレイヤーは、日常生活や競技中に関わる可能性のある禁止物質と、それらが人体に与える影響について学びながら、楽しくアンチドーピングの知識を深めることができます。

ドーピング妖怪図鑑

 

標的パネル:禁止物質の各カテゴリーパネルの裏にドーピング妖怪が隠れている

 

ジュニア選手の体験風景

 

参加者の反応

開催2日間で延べ約200名が参加しました。特に小学生(1~6年生)の参加が多く、保護者と一緒に体験する姿が見られました。何度も挑戦するジュニア選手も多く、ゲームを通じて自然にドーピング禁止物質の知識が身についている様子がうかがえました。一部の参加者は、「常時・大会時の禁止物質」「特定競技」「禁止方法」のカテゴリー分類にも気づき、理解を深めていました。
また、「別の大会でも参加したい」という声が多く寄せられ、参加者の満足度の高さを実感しました。

 

清水雅之氏の協力

今回のアウトリーチでは、「ドーピング妖怪ボッチャ」の考案者である清水雅之氏をスタッフとしてお迎えし、資材の貸し出しや運営ノウハウの共有を受けながら実施しました。

左:清水氏

 

ドーピング妖怪パネル

 

日本代表選手との交流

同大会では「The World Games 2025」に向けた日本代表チームの記録会も行われていました。日本代表の西山俊選手と繁田龍之介選手もアウトリーチブースを訪れ、「ドーピング妖怪ボッチャ」を体験しました。すでにドーピング防止の知識がある選手たちも、ゲームを通じてさらに理解を深め、楽しんでいる様子が見られました。
また、ジュニア選手からのサインのリクエストにも快く応じ、サインをもらった選手が翌日もブースを訪れ、スタッフに喜びを伝えてくれました。日本代表選手との交流の場としても、アウトリーチブースが貴重な役割を果たしたことを実感しました。

体験する西山選手

 

サインに応じる西山選手

 

サインに応じる繁田選手

 

今回のアウトリーチを通じて、子どもたちや選手、保護者の皆様にドーピング防止の重要性を伝えることができ、大変意義のある活動となりました。今後もより多くの大会でアウトリーチ活動を展開し、スポーツの公正性を守る取り組みを続けていきます。

公益財団法人日本ライフセービング協会
ライフセービングスポーツ本部
アンチドーピング委員会
委員長 錦織功延

 


清水雅之氏プロフィール

清水雅之氏は、スポーツにおけるドーピング防止啓発活動の推進者であり、「ドーピング妖怪ボッチャ」の考案者です。ユニークなアプローチで、子どもから大人まで幅広い世代にドーピング防止の知識を伝えています。また、漫画×お薬手帳「ドーピングガーディアン緑川雅は見逃さない!」の第4話では、日本ライフセービング協会とのコラボレーションが描かれています。

詳細はこちら: 清水雅之氏のプロフィール

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