2023年11月18日(土)、第78回天皇賜杯·皇后賜杯全日本ソフトテニス選手権大会のドーピング防止啓発活動(アウトリーチプログラム)に参加しました。
アウトリーチプログラムは、大会会場に特設ブースを設置し、選手やサポートスタッフに対してドーピング防止についての情報を提供する活動です。
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第78回天皇賜杯・皇后賜杯 アウトリーチブース
日本ソフトテニス連盟も積極的にアウトリーチプログラムを実施しており、今回使用した教材はJADAの「リアルチャンピオンクイズ」とJLAの「クイズで学ぼう!アンチドーピングクイズ」でした。
選手や保護者、大会を見学に来られた一般の方に向けて、これらのクイズを通じてドーピング防止に関する知識を広めました。
選手には日本ソフトテニス連盟オリジナルのアウトリーチプログラム参加証カードを受講後に配布しました。
このカードには、「私はアスリートです!」というメッセージが書かれており、医療機関での受診時に提示することで、自身がアスリートであることを医療従事者に伝えることができます。このような選手視点の取り組みは素晴らしいですね!!
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表:アンチドーピングアウトリーチ参加証 / 裏:アスリートカード
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左から日本ソフトテニス連盟 アンチドーピング部会 神保さん(看護師)、箱崎さん(スポーツファーマシスト)、上遠野さん(スポーツファーマシスト)、梶山さん(トレーナー)、烏山さん(医師)、 日本ライフセービング協会 錦織(スポーツファーマシスト)
ソフトテニスは、テニス用のゴムボールを使用する競技で、日本発祥の競技です。
シングルスとダブルスがあり、特にダブルスの魅力はラリー(ボールの打ち合い)が続くことや、2人の選手のコンビネーションが巧妙な技術に表れます。
アンダーサーブから繰り出される、ボールへの回転力は圧巻でした。バウンド後のボールの軌道を考慮しての返球は、力だけではなく技術も必要です。
速いボールのラリー、回転をかけたボールの駆け引き、セットごとの技に引き込まれます。
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男子ダブルス優勝ペア 広岡宙選手/長江光一選手(NTT西日本)
公益財団法人日本ソフトテニス連盟のウェブサイトはこちらです。
この天皇賜杯·皇后賜杯は2024、2025年も有明コロシアムで行われることが決まっています。ぜひ大会に足を運んで実際にご覧になってください。
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有明コロシアム センターコート
他の競技のドーピング防止活動を経験し、新たな運営方法や選手への伝え方など多くの学びがありました。
今後も多くの競技団体と協力し、ドーピング防止啓蒙活動を広げていく予定です。
公益財団法人日本ライフセービング協会
ライフセービングスポーツ本部
アンチドーピング委員会
委員長 錦織功延