2025年10月11日・12日の2日間、神奈川県藤沢市で開催された第51回全日本ライフセービング選手権大会の会場にて、日本ライフセービング協会(JLA)アンチドーピング委員会と藤沢市薬剤師会が共同でアウトリーチブースを展開しました。昨年に続く2回目の実施となり、選手や関係者が気軽に立ち寄れる啓発の場として多くの注目を集めました。
JLAのコンテンツ:学びと体験の両立を目指して
•「質問に答えて学ぼう!アンチドーピング」
チャート形式の教材で、いくつかの質問に答えながらドーピング防止に関する正しい知識を身につけられる仕組みです。小学生から大人まで楽しめる内容になっています。
⇒質問に答えて学ぼう!アンチドーピング

【質問に答えて学ぼう!アンチドーピング】
•「ドーピング妖怪ボッチャ」(清水雅之氏考案)
ドーピング禁止物質を“妖怪”としてキャラクター化し、ボッチャを通して禁止物質について学べるゲーム。特にジュニア選手にとっては遊び感覚で知識が身につき、保護者とのコミュニケーションを促すツールにもなりました。
過去のアウトリーチで実施、ドーピング妖怪ボッチャの内容を紹介しています
⇒ドーピング妖怪 コラボアウトリーチプログラム

【ドーピング妖怪ボッチャ】
藤沢市薬剤師会:薬の専門家ならではのアプローチ
地元の藤沢市薬剤師会からは、以下の体験プログラムが実施されました:
•「アンチドーピングカルタ」
楽しみながらキーワードを覚えられるカードゲーム。読み札をテンポよく読み上げ、参加者同士で大いに盛り上がりました。

【アンチドーピングカルタ】
• 「一般用医薬品のドーピングクイズ」
市販薬に含まれる禁止物質のリスクについて学べるクイズ形式の教材。「普段飲んでる風邪薬にも注意が必要なんだ」と驚きの声も。普段から身近な薬に潜むリスクを意識してもらう良い機会となりました。

【一般用医薬品のドーピングクイズ1】

【一般用医薬品のドーピングクイズ2】
親子連れやチーム関係者も多数来場
2日間で延べ約100名が参加。ジュニア世代の選手から保護者、指導者、スタッフまで幅広い層が訪れ、楽しく学べる空間になりました。
地域とのつながりから広がる、クリーンスポーツの輪
昨年に続いての藤沢市薬剤師会との連携は、継続的な地域啓発の形として定着しつつあります。薬剤師による専門的な視点と、JLAのスポーツ現場での実践的な取り組みが合わさることで、より実感をもってドーピング防止活動に向き合うきっかけとなりました。

【JLAアンチドーピング委員会・藤沢市薬剤師会】
今後もこの活動を継続し、スポーツを通じて、地域全体で正しい知識と判断力を育み、公正で安全な競技環境を支える土台づくりにつなげていきます。
公益財団法人 日本ライフセービング協会
ライフセービングスポーツ本部
アンチドーピング委員会
委員長 錦織 功延
清水雅之氏プロフィール
清水雅之氏は、スポーツにおけるドーピング防止啓発活動の推進者であり、「ドーピング妖怪ボッチャ」の考案者です。ユニークなアプローチで、子どもから大人まで幅広い世代にドーピング防止の知識を伝えています。
詳細はこちら: 清水雅之氏のプロフィール












