日本に初めてライフセービングを伝えた指導者らを第50回全日本ライフセービング選手権大会に招き、ライフセービングの発展と水辺の安全について日本のライフセーバーと交流。
左から SLSA ジョン・ベイカー AM,EMS 、ワレン・レイニー AM 、SLSA前会長 ロン・ランキン AM
左から JLA理事長 入谷 拓哉 、SLSA会長 ジョン・ベイカー AM,EMS
1983年来日時の写真を懐かしむ、ロン・ランキン AM (左)、ワレン・レイニー AM (右)
第50回全日本ライフセービング選手権大会の来賓として
ジョン・ベイカー AM , EMS 、ワレン・レイニー AM 、ロン・ランキン AM は開会式、閉会式へ列席。そして表彰式ではプレゼンターとして3位以内に入った表彰対象者へメダル授与を行なっていただきました。
開会式
国際ライフセービング連盟アジア太平洋地区 会長
ジョン・ベーカー AM,EMS
ジョン・ベーカー AM,EMS
SLSAとJLAのパートナーシップを確立するにあたり、重要な役割を果たしてくださった私の先輩であり同士であるロン・ランキンAMとワレン・レイニー AMとともに、日本に招いていただいたことに感謝しています。これまでJLAがライフセービングを通じた水辺の安全文化を育んでいることは明確で、あらためてILSアジア太平洋地区の会長として、敬意を表したいと思います。我々の戦略的パートナーシップ協定締結後、 複数の交流プログラムや公式代表団の派遣が行われ、私たちの連携はさらに強化されました。スポーツトレーニングプログラムや教育プログラムの交流にもおよび、発展を続けています。私たちは溺水防止と水辺の安全に対し、協力、共通の経験、そして共通のビジョンに基づいた、親密で温かい関係を共有しています。今回の第50回全日本ライフセービング選手権大会を心よりお祝いし、 次の50年が、さらなる成長、新たな業績、そしてこれまでの歩みと同じ情熱と献身に満ちたものとなることを願っています。
国際ライフセービング連盟 グランドナイト勲章
ワレン・ レイニー AM
ワレン・ レイニー AM
JLAの歴史的なイベントにお招きいただき、大変光栄です。1983年、豪日交流基金で、私は日本にライフセービングを伝えるため、静岡県下田市を訪れました。その時1本のレスキューボードをオーストラリアから持参し、レスキューテクニックを伝えたとき、当時参加された皆さんの熱心さに心打たれたことをよく覚えています。その後、日本国内にライフセービング組織が誕生し、素晴らしいパートナーシップを発展させ、日本の溺死率を減少させることにつながったことを実感しました。今ではJLAは日本のみならず、ILSにおいても大きな影響力を持つ組織になりました。皆様の素晴らしい友情と、私が皆様の成長と発展に微力ながらお役に立てたことに感謝いたします。私は85年生きてきました。日本のライフセービングに人生の半分以上関われたことはとても光栄です。
アレクサンドラ ヘッドランド サーフライフセービングクラブ ライフガバナー
LWC2024 実行委員会 会長およびプロジェクトディレクター
ロン・ランキン AM
ロン・ランキン AM
今回のお招きに心より感謝申し上げます。
1983年に初めて日本を訪問し、15日間にわたる集中的なトレーニング研修とミーティングが行われたこと、そこに携われたことを大変光栄に思っています。その後、日本組織との関わりが続き、2007年に戦略的パートナーシップ協定を正式に締結しました。これにより、日本のサーフライフセービングの発展をさらにサポートすることができました。現在に至るまでこのような発展に大きく貢献してくれた方々の功績を称えたいと思います。直近の世界選手権大会 LWC2024では、日本代表チームがSERC(救助を想定したシミュレーション競技)で金メダルを獲得したことは、たいへん素晴らしい出来事でした。みなさんとともに溺水防止とライフセービングスポーツの普及と発展をめざし、より広範な国際社会の一員であることに感謝します。私は JLA をとても誇りに思いますし、JLA の歩みのほんの一部になれたことを、これからも大切にしていきたいと思います。
公益財団法人日本ライフセービング協会とサーフ ライフセービング オーストラリアは、今後も連携を継続し、アジア太平洋地区をはじめとする世界の溺死をなくすために、共に水辺の事故防止に努めてまいります。
公益財団法人日本ライフセービング協会 https://jla-lifesaving.or.jp/
サーフ ラーフセービング オーストラリア https://sls.com.au/